2022.12.26 08:35
山田冷静果敢 夢に近づく 全国高校駅伝
山田の1区・白木ひなの=左=が6位で2区の穂岐山芽衣にリレー(京都市北区=山下正晃撮影)
ピンクのユニホームがテレビ画面の中で大きく輝き続けた。「高知・山田」と連呼するアナウンサー。今年最後の日曜日、レースを見た高知県民は心を躍らせながら過ごしたことだろう。選手たちの目標だった8位入賞は果たせなかったが、「素晴らしい」以外に言葉が思い当たらない会心の内容だった。
重責を背負った1区の主将白木は「今までで一番緊張した。ゼッケンを着け忘れそうになった」そうだが、号砲が鳴ると緊張は吹き飛んだ。各校のエースが集う区間、少しずつ人数が絞られる先頭集団の中で「落ち着いて」と自分に言い聞かせながら、真ん中付近をキープ。一時、集団が横一線に並ぶ形になり、“トップ”にも立った。
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