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2022.12.26 08:45

なぜ高知県に記録的大雪? 偏西風で寒気が南下

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西日本を覆った寒波のイメージ

西日本を覆った寒波のイメージ

 23日の記録的大雪を高知県にもたらしたのは、この時期にしては強い寒気だ。上空5千メートル付近でシベリアから冷たい空気を引き込みながら南下。冬型の気圧配置の影響で、日本海から列島に吹き付ける湿った風の勢いが強かったことも降雪の要因となった。

 気象庁によると、寒気が南下したのは偏西風が南に蛇行したため。西日本としては1~2月並みに当たる氷点下30度以下の大寒波が、22日夜ごろから日本海側の広い範囲に近づいた。

 冬型の気圧配置だと列島へ風が吹き込むため、上空から次々と降りてきた冷たい空気が風となって日本海を通り、海上から水蒸気の供給を受け、大量の雪雲となった。

 23日は早朝から西寄りの風が強く、雪雲も西から流れ込んだ。平野部の山口市や福岡市では1センチ積もったが、中でも関門海峡周辺を通過した雪雲は中国地方の山脈に当たることなく、そのまま四国に向かった。

 愛媛県の山間部で雪となったのに加え、風の勢いが強いため、雪雲は四国山地を越えて太平洋側に。仁淀川筋に大雪をもたらし、高知市では23日午前8時に観測史上1位となる14センチの積雪を記録した。

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