2022.12.22 16:23
大企業の冬賞与8・92%増 伸び率最高、3年ぶり反転
冬の賞与・一時金の推移
経団連が22日発表した大手企業の冬の賞与・一時金(ボーナス)集計によると、平均妥結額は昨冬と比べて8・92%増の89万4179円で、3年ぶりに増加した。伸び率は現行の集計方式を採用した1981年以降で最高となった。新型コロナウイルス流行で落ち込んだ業績の回復を反映した。
平均妥結額は2019、18年に続く3番目の高さだったが、コロナ前の水準には戻らなかった。製造業は7・29%増の91万5724円、非製造業は16・86%増の83万2082円だった。
経団連の担当者は「確実にコロナ前の水準に向かって回復していると言える増加率だ」と強調した。