洋上風力が商業運転開始、秋田　日本初、大規模発電施設

2022.12.22 11:13

洋上風力が商業運転開始、秋田　日本初、大規模発電施設

高知新聞社

　商業運転を始めた洋上風力発電所の風車＝２２日午前、秋田県能代市の能代港

　丸紅や東北電力などが出資する「秋田洋上風力発電」は２２日、秋田県能代市の能代港に建設した洋上風力発電所が、大規模施設としては日本初となる商業運転を始めたと発表した。沖合１～３キロに設置した風車２０基が稼働した。政府は洋上風力を再生可能エネルギー普及の「切り札」と位置付け、導入拡大を進める方針を示している。

　同社によると、風車の柱は海面から約９０メートル、羽根は１枚が約５７メートル。近く運転開始を見込む秋田港（秋田市）の１３基も合わせると、発電容量は計約１４万キロワットとなり一般家庭１３万世帯分に相当する。発電した電力は東北電力ネットワークに売却する。

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