2022.12.22 11:07
死後も個人情報を保護、鳥取 全国初の条例可決
鳥取県庁=2020年10月15日、鳥取市東町
鳥取県が保有する個人情報を、その人が死亡した後も保護することを規定した県の改正個人情報保護条例が22日、県議会で賛成多数により可決、成立した。県によると、死者の個人情報保護を条例で明記するのは全国で初めて。デジタル化などの社会環境の変化に対応し、個人の尊厳や基本的人権の尊重に最大限配慮したとしている。
2023年4月に施行される改正個人情報保護法では、死後の個人情報保護については適用対象外となっている。県はこれまでも保護対象としていたが、同法施行に備えて条例で改めて取り扱いを定めた。