2022.12.22 10:32
国軍にスーチー氏解放要求 安保理ミャンマーで初決議
アウンサンスーチー氏(ゲッティ=共同)
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会(15カ国)は21日、ミャンマー国軍に対し、国家顧問兼外相だったアウンサンスーチー氏らの解放を要求する決議案を12カ国の賛成で採択した。中国とロシア、インドは棄権した。決議作成を主導した英国によると、ミャンマー情勢に関する安保理決議は1948年の同国の国連加盟以降、初めて。
昨年2月のクーデター前に就任し、国軍批判を続けるミャンマーのチョーモートゥン国連大使は記者団に、採択を歓迎しつつも「より強力な行動で安保理が軍政とその犯罪行為をすぐに終わらせることを望む」と語った。