2022.12.22 10:13
23年度の成長予測、1・5% 政府、GDP額は過去最高
実質GDP成長率と消費者物価指数の推移
政府は22日、2023年度の実質国内総生産(GDP)成長率を1・5%とする経済見通しを閣議了解した。賃上げが実現して消費を支えると想定し、今年7月に試算した1・1%から上方修正した。実質GDPの金額は558兆円と18年度(554兆円)を上回り過去最高を更新すると予想。名目GDPも前年度比2・1%増の571兆円と最高を見込む。
22年度の実質成長率は物価高の影響などで2・0%から1・7%に引き下げた。消費者物価指数(生鮮食品含む総合)はエネルギーや食料品価格の高騰で前年度比3・0%上昇と、1990年度(3・3%)以来、32年ぶりの高水準になると見通した。