2022.12.20 19:20
特養で虐待、奈良市が指導 利用者に暴言、無資格医療
奈良市の特別養護老人ホーム(特養)「和楽園」で介護職員が利用者に暴言を吐いたり、無資格で医療行為をしたりするなどの虐待があったとして、市が今年4月に施設を指導したことが20日分かった。指導後も「虐待が続いている」との情報が寄せられており、市が詳細な調査をしている。
今年1月、ホームに関し「不適切な介護が見受けられる」と市に情報提供があった。市がホーム職員にアンケートを実施し、介護職員が利用者に対し「何してんねん」「おまえ」といった威圧的な発言をしたことを確認した。
排便時に腹部を過度に圧迫したり、便を指でかき出す「摘便」をしたりしていたことも分かった。