2022.12.20 16:35
通園バスに安全装置ガイドライン 置き去り死受け国交省策定
安全装置のガイドラインで規定された主な要件
静岡県牧之原市の通園バス女児置き去り死事件を受け、見落とし防止を支援する安全装置の検討を進めていた国土交通省は20日、性能要件を定めたガイドラインを取りまとめ、発表した。取り残された園児の有無の確認を怠ると15分以内に車外へ警報音を発するよう定め、装置の故障を検知して知らせる仕組みを備えることも求めた。
担当者は「園児の送迎バスから警報音が聞こえたら、とにかく周囲に知らせて対処してほしい」と呼びかけている。
IT企業や自動車関連機器メーカーなど50社近くが製品化を検討しており、今後、園側が要件を満たした装置を導入できるよう、リスト公表に向け作業を進める。