2022.12.19 19:01
防球ネット事故和解へ 小6死亡、宮城・白石
宮城県白石市立白石第一小で昨年、防球ネットの木製支柱が折れ、小6男児=当時(11)=が下敷きになって死亡した事故で、白石市議会は19日までに、損害賠償金として約8千万円を遺族に支払う市の和解案を全会一致で可決した。今後和解が成立する見込み。
事故は昨年4月27日に発生。男児が亡くなったほか、別の男児1人があごの骨を折る重傷を負った。市教育委員会の事故調査委員会によると、支柱内部が腐食していたが、学校側は目視点検にとどまっていた。調査委は「支柱の劣化に対する認識の欠如」を指摘した。
宮城県警は今年2月、業務上過失致死傷容疑で当時の校長ら2人を書類送検した。