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2022.12.19 18:59

原発賠償、貸付枠上限迫る 東電支払い「数千億円増」

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 原子力損害賠償紛争審査会(原賠審)は20日、東京電力福島第1原発事故の賠償基準「中間指針」を見直して対象を拡大し、金額や具体的な算定方法などを決める。賠償額は数千億円規模で増えるとみられ、既に10兆円超を賠償した東電の支払いはさらに膨らむ。国が賠償のため東電に用意した無利子の貸付枠も上限が迫る。


 見直しは2013年12月以来。居住制限区域、避難指示解除準備区域などのふるさと(生活基盤)の「変容」や、事故直後の過酷な避難などに、新たに賠償を認める。関係者によると、従来の基準での支払額や、議論の内容を基にすると、賠償額は5千億円前後増える可能性があるという。

(c)KYODONEWS

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