2022.12.19 13:39
仮処分決定、20日午後2時 美浜原発運転巡り大阪地裁
運転期間が40年を超えて国内で唯一稼働している関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)は老朽化が進み、安全性に問題があるとして、福井、滋賀、京都の3府県の住民9人が関電に運転の差し止めを求めた仮処分で、大阪地裁(井上直哉裁判長)は20日午後2時に決定書を交付すると住民側に通知した。住民側が19日、明らかにした。
40年超の「老朽原発」の安全性に対する司法判断は初めて。国は原発の運転期間を「原則40年、最長60年」とする現行ルールを見直し、60年超の運転を可能とする仕組みの整備を進めており、決定が注目される。