2022.12.16 19:36
3火山の観測、防災を議論 長野の御嶽山麓でシンポジウム
シンポジウムで箱根山の研究成果を発表した神奈川県温泉地学研究所の萬年一剛研究員=16日午後、長野県木曽町
2014年の噴火で58人が死亡、5人が行方不明となった御嶽山がある長野県木曽町で16日、御嶽山と神奈川県の箱根山、群馬、長野両県にある草津白根山の三つの活火山をテーマにしたシンポジウムが開かれ、研究者らが火山観測や防災の課題を議論した。
3火山の水蒸気噴火について、研究者がそれぞれ歴史や観測の成果を発表。箱根山について神奈川県温泉地学研究所の萬年一剛研究員は「できることが少なくても、計測したことをモデルに落とし込み、どう分析できるか考えることが重要」と話した。
名古屋大の山岡耕春教授は「三つの火山の現象を比較することで、今後の研究に生かしたい」とした。