2022.12.16 17:01
ウクライナ歌劇場が来日 「芸術生きている」と証明
記者会見する、ウクライナ国立歌劇場・バレエ芸術監督の寺田宜弘さん。左は首席指揮・音楽監督のミコラ・ジャジューラさん=16日午後、横浜市
ロシアの侵攻を受けたウクライナの首都キーウ(キエフ)にある「ウクライナ国立歌劇場」のメンバー4人が16日、総勢約200人による来日公演を前に横浜市中区で記者会見した。同歌劇場のバレエ芸術監督に今月就任した寺田宜弘さん(46)は「日本から世界中の人に、ウクライナの芸術は生きていると証明できる」と力を込めた。
歌劇場の団員らは侵攻後、国外に一時逃れるなどしたが現在は出演者約500人で公演を再開。この日の会見で、歌劇場が必要とされている実感があると語った首席指揮・音楽監督のミコラ・ジャジューラさんは「劇場が最前線だと思って戦っている」と強調した。