2022.12.16 00:00
石油精製能力3割削減へ 出光社長、脱炭素に転換
インタビューに答える出光興産の木藤俊一社長
出光興産の木藤俊一社長(66)は15日までに共同通信のインタビューに応じ、2030年までに石油精製能力を現状から全体の約3割に当たる日量30万バレル削減すると明らかにした。「(製油所など石油関連設備を)脱炭素に衣替えしていく」と語り、23~25年度に環境負荷の低いアンモニアや航空機用再生燃料(SAF)などの次世代エネルギーに1900億円を投資する。
人口減少や燃費の良いハイブリッド車、電気自動車(EV)の普及などにより、30年にガソリンなど燃料油の国内需要が2割減ると見込まれることに対応する。