2022.12.15 10:36
申告1000件超、8割パワハラ 全自衛隊の特別防衛監察
防衛省
防衛省による全自衛隊を対象としたハラスメントの実態を調べる特別防衛監察で、約1400件の被害申告があったことが15日、関係者への取材で分かった。約8割がパワハラ関連だった。今後、内容を精査する。申告者の意向も確認して処分権を持つ各部署に通知し、処分など対応を検討する。
関係者によると、寄せられた申告には、名前や連絡先がないケースや、実態を伝えるだけで調査を求めないものもあったという。
浜田靖一防衛相は今年9月、元陸上自衛官五ノ井里奈さん(23)に対する性被害の問題やハラスメント相談件数を踏まえ、特別防衛監察の実施を指示していた。