2022.12.15 08:28
ペルー全土に緊急事態宣言 邦人観光客足止めも
11日、ペルーの首都リマで、催涙ガスから逃げるデモの参加者ら(ロイター=共同)
【サンパウロ共同】南米ペルーの政府は14日、カスティジョ前大統領が反逆容疑で逮捕されたことに反発する支持者らのデモが激化したとして、全土に30日間の緊急事態を宣言した。当局との衝突や空港・道路の封鎖が続いており、衝突による死者は7人に上った。現地旅行会社などによると、南部クスコなどで日本人観光客約20人が足止めされた。
デモにより世界遺産マチュピチュ遺跡への列車も運行を停止している。日本人15人がクスコの空港から首都リマに移動できなくなっているほか、クスコ周辺の道路はデモ隊により数日間封鎖されており、バスで移動中に数日間動けなくなっている人もいるという。