2022.12.14 11:40
チリの新憲法制定、仕切り直しへ 来年11月に国民投票
【サンパウロ共同】南米チリ議会の複数の政党は13日までに、新たな憲法制定に向けた計画案に合意した。2023年4月に憲法審議会メンバーの選挙を行い、11月26日に国民投票を行う計画。チリでは今年9月に新憲法草案の可否を問う国民投票が行われたが、内容が急進的だとして否決された。左派ボリッチ大統領は仕切り直す意向を示していた。
チリの現行憲法はピノチェト軍事政権下(1973~90年)に制定され、格差拡大の元凶になったとして2019年の激しい反政府デモにつながった。20年の国民投票で新憲法の制定が決定。制憲議会が起草した内容が保守層などの忌避感を招き否決された。