2022.12.13 19:34
核軍縮、G7首脳で議論要望 広島、長崎市長が首相に
広島市の松井一実市長(左)、長崎市の田上富久市長(右)と面会した岸田首相=13日午後、首相官邸
岸田文雄首相は13日、戦争被爆地である広島市の松井一実市長、長崎市の田上富久市長と官邸で面会した。来年5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で核軍縮・不拡散をテーマとして議論するよう要望を受け、首相は「参加国と調整していく必要がある」と応じた。各国首脳による原爆資料館視察についても検討していくとした。
両市長は、来年開かれる核兵器禁止条約第2回締約国会議への政府のオブザーバー参加も要望。首相は条約の重要性に理解を示しつつ「核保有国との信頼関係を保ちながら、どのようなスケジュールで取り組むか考えなければいけない」と慎重な考えを示した。