2022.12.13 15:51
工事現場の不発弾から煙 1人搬送、沖縄・嘉手納町
不発弾が見つかった沖縄県嘉手納町の工事現場=13日午後
13日午前9時35分ごろ、沖縄県嘉手納町の工事現場から白い煙が出たと110番があった。県警嘉手納署や消防によると、地中の不発弾から煙が漏れた。近くにいた女性が吸い込んで体調不良を訴え、搬送された。
現場は嘉手納漁港付近の道路で、水道工事中に穴を掘っていた重機の一部が不発弾に当たった。現場監督の当山昌広さん(61)は「火花が散って白煙が上がった後、ばんって音と強烈な臭いがした」と声を震わせた。
自衛隊が午前11時半ごろから撤去に着手した。県警によると、自衛隊からは米国製の迫撃砲弾との説明があった。太平洋戦争末期の沖縄戦で使用されたものかどうかは不明。