2022.12.13 02:04
大ガス、洋上風力の開発を強化 秋田・新潟で、脱炭素加速
インタビューに応じる大阪ガスの藤原正隆社長
大阪ガスの藤原正隆社長(64)は12日までに共同通信のインタビューに応じ、洋上風力発電の開発を強化する方針を示した。重点分野の再生可能エネルギー電源に大規模な発電量が見込める洋上風力を加え、電力事業の脱炭素化を一気に加速させる。秋田と新潟の2海域で三井物産などと政府による洋上風力の大規模入札第2弾への参加を検討しているとみられる。
2海域は「秋田県男鹿市、潟上市および秋田市沖」と「新潟県村上市および胎内市沖」。発電規模は最大で秋田が40万kw、新潟が70万kwを計画。政府入札は年内にも開始見通し。藤原氏は「洋上風力の分野は知恵の比べあいになる」と述べた。