2022.12.10 21:32
ウクライナ団体らに平和賞授与 戦争犯罪記録の努力を称賛
10日、ノーベル平和賞の授賞式で演説するノルウェーのノーベル賞委員会のレイスアンデルセン委員長=オスロ(共同)
【オスロ共同】ノーベル平和賞の授賞式が10日、ノルウェーの首都オスロで開かれた。戦争犯罪の記録や強権体制への抵抗を通して人権擁護に取り組んできたウクライナの「市民自由センター」(CCL)とロシアの「メモリアル」、ベラルーシの活動家が受賞。ノーベル賞委員会の委員長は「戦争犯罪と権力乱用の記録に並外れた努力をしてきた」と称賛した。
CCLのマトイチュク代表は演説で「自由と人権に国境はない」として、ロシアのプーチン大統領らを国際法廷で裁くべきだと訴えた。ロシアの侵攻が続く中、敵対する両国の2団体と、ロシアの同盟国ベラルーシの個人に対する異例の授与となった。