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2022.12.10 08:32

清水の大地に魅力を感じて…観光ガイド育成へ講習会 ボランティアらジオ学ぶ 高知県土佐清水市

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ジオパーク専門員、土井恵治さん=左=を講師に、竜串海岸の成り立ちなどを学んだ講習会(土佐清水市)

ジオパーク専門員、土井恵治さん=左=を講師に、竜串海岸の成り立ちなどを学んだ講習会(土佐清水市)

 土佐清水市観光ボランティア会員のスキル向上をはじめ、市民にも地元の自然について知識を身に付けてもらおうと、同会や市が講習会を開いている。来年2月までの全4回。植物や巨石の専門家らとともに、市内でフィールドワークをする。

 初回の7日は、土佐清水ジオパーク専門員の土井恵治さん(61)が講師役。会員や一般市民13人が同市の竜串海岸を歩き、地層の成り立ちやガイドのこつを学んだ。

 岩肌に開いた無数の穴「タフォニ」や、生物の死骸と海水の成分によって固まっていった丸い石「球状コンクリーション」、スナモグリと呼ばれる甲殻類が掘った巣穴などを観察。土井さんは「お客さんを迎えるためには、自分自身が感動を覚えて清水の大地に魅力を感じてもらいたい」と呼びかけた。

 参加した中村千恵子さん(69)=同市グリーンハイツ=は「知識を聞いた上で歩くと違って見える。チャンスがあれば、自分の言葉でお客さんを案内してみたい」と話していた。

 今後は、唐人駄場の散策や足摺岬の山歩きなどを予定。同会の浜田健次会長(77)は「ボランティア会への活動にも興味を持ってもらい、ガイドの勉強をしようという機運を高めたい」としている。(小笠原舞香)

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