2022.12.09 18:26
刑務官22人が受刑者暴行 名古屋で再び、全国調査へ
名古屋刑務所=9日午後、愛知県みよし市
法務省は9日、名古屋刑務所で昨年11月上旬から今年8月下旬にかけ、刑務官22人が受刑者3人に対してアルコールスプレーを顔に噴射したり、サンダルで尻をたたいたりする暴行を個別に繰り返していたと発表した。うち60代の受刑者は左まぶた付近に5日間のけが。斎藤健法相は臨時記者会見を開き「断じて許されず極めて遺憾。深く反省するとともに受刑者に深くおわびする」と述べ、全国の施設を調査する方針を表明した。
名古屋刑務所では2001年から02年にかけ、放水や革手錠で受刑者を死傷させる事件が発生。再発防止の取り組みが現場でどこまで徹底されていたか問われそうだ。