2022.12.09 16:44
楽天モバイル、障害対策機能せず 官民で再発防止の徹底急務
総務省が9日、行政指導した楽天モバイルの通信障害は、データセンターに設置された機器のソフトウエアの不具合を事前に把握できなかったことが発端となり、影響の長期化を防ぐ対策も機能しなかった。業界ではKDDI(au)が7月に、NTT西日本も8月に大規模な障害を起こしており、官民を挙げた再発防止策の徹底が急務だ。
楽天モバイルの障害は9月4日の午前11時20分から2時間6分にわたり、音声通話で約11万人、データ通信で約130万人の利用者に影響した。機器の納入業者との間で、不具合に関する情報の共有に不備があったことが原因で発生した。