2022.12.08 18:46
中国、海警局トップに海軍出身者 東シナ海管轄の局長を経験
7日、ベトナムの海上法執行機関とのハイレベル協議に出席した中国海警局の郁忠局長(中央)=ハノイ(中国海警局の「微信」公式アカウントから、共同)
【北京共同】中国海警局トップの海警局長に、海軍出身の郁忠少将が就任したことが8日分かった。郁氏は海警で東シナ海を管轄する東海分局の局長を務めた経歴もある。沖縄県・尖閣諸島の周辺領海で侵入を繰り返す海警艦船が動きを活発化させないか注目される。
海警は行政組織の一つだったが、18年に軍最高指導機関、中央軍事委員会の指揮下にある武装警察に編入された。王仲才前海警局長も海軍出身者で、海警の「第2海軍」化が一層進むとみられる。
海警は今月7日、ベトナム・ハノイで同国の海上法執行機関と協議を開いた。海警の発表文は郁氏を海警局長と紹介しており、就任が明らかになった。