2022.12.08 17:30
配達員の労働者認定に不服 ウーバー側が審査申し立て
「ウーバーイーツ」の配達員=2020年12月、名古屋市
東京都労働委員会が食事宅配サービス「ウーバーイーツ」のフリーランスの配達員を労働者と認めた救済命令によって、団体交渉を拒むのは不当労働行為だとされたウーバーイーツ運営会社が8日までに、不服として中央労働委員会に審査を申し立てた。都労委の判断は「フレキシブルで独立した働き方などを十分に考慮しないものと考えている」とコメントした。
配達員らは2019年に労組を結成し、報酬制度などを巡り団交を要請したが、運営会社は「労働者に該当しない」と拒否した。
配達員の救済申し立てを受けた都労委は今年11月、配達員を労働組合法上の労働者だと認定し、団交に応じるよう命じた。