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2022.12.08 15:37

声優・花江夏樹、愛猫撮影「朝5時がベスト」 写真集「こんぺいとみそ」刊行

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 写真集「こんぺいとみそ 花江家のねこ」より<(C)花江夏樹/KADOKAWA>

 アニメ「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎役など多数の出演作で知られる人気声優・花江夏樹が、愛猫2匹の写真集「こんぺいとみそ 花江家のねこ」(KADOKAWA、1705円)を出版した。「撮影に一番いい時間帯は朝5時ごろ。日が少し上ってきたあたりが明るさと黒目の大きさのバランスがちょうどいい」とコツを明かす。


 「こんぺい」はオスのマンチカンで好奇心旺盛、「みそ」はメスのアメリカンショートヘアで、一度打ち解けると人懐っこい。どちらも2016年生まれ。2匹はつかず離れず平和に暮らしている。


 花江は2匹の写真を交流サイト(SNS)に投稿していたが、SNSでは画像が新しい物にどんどん切り替わる。そこで「どうせなら、最高にかわいいこんぺいとみそを見てほしい」と写真集を作ることに。ミラーレス一眼カメラで撮り、制作に約3年かけた。


 「すべて室内での撮影ですが、部屋を明るくしないときれいな画質で写真が撮れないことが多く、うちの照明じゃ限界だ…となることが多かったです。とはいえ、照明を増設して強い光を当ててしまうとストレスになってしまうので、できるだけ自然な光で撮影することを心がけました」


 「猫の瞳孔は明るい場所だと鋭くなるので、キュートな顔を撮るにはどうしても暗い場所がいいのですが、そうなると今度は画質が…とかなり苦労しました」と撮影の裏側を話す。


 猫は動きが素早く、近くでカメラを向けると嫌がる。広角から望遠までカバーする3本のレンズを購入し、遠くから撮るために、基本的には望遠レンズで撮影した。


 写真は数万枚から選び、構成やデザインにもこだわった。かなり大きめに写真を配置し、テーマを設けて緩急をつけ、より読者が楽しめる構成を心がけた。


 きのこやこたつを使ったセットを組んで撮影したスペシャルショットも。「SNSにも上げていない、特別に撮り下ろしたものがほとんどで、どのショットもいい感じに撮れています」と薦める。


 「こんぺいは好奇心旺盛なのでどんどんセットに入ってくれるけど、みそが警戒してしまい、慣らすために1カ月ぐらいセットを置いて根気よく撮影しました。ようやくいい写真が撮れた時はとてもうれしかった」


 お気に入りは、花冠を着けた写真や、「サッカーをしているように撮影したショットがとてもりりしい」と挙げる。「小道具や小物を使った撮影だとなかなかうまくいかないことが多いが、これはいい写真になった」と満足げだ。


 元々、両親が「ちょび」と「ぺけ」という猫を飼っていたため、物心ついた頃からずっと猫が好きだった。「いつも一緒にいて、とてもかわいくて、一人っ子だったけど猫がいたので寂しさはあまり感じなかった」と振り返る。


 「実は割とアレルギー体質で、ワンちゃんになめられると皮膚が赤くなったりかゆくなったりします。でも、猫は全くそんなことはなくて…」と不思議がる。


 「猫のいない暮らしがあまり想像できないぐらい、当たり前のように一緒にいる存在。気まぐれだけどたまに甘えん坊な一面を見せてくれて、一緒にいると幸せな気持ちになれてずっと見ていられる、そんな猫たちから元気をもらっています。これからも仲良くしてね」と2匹にあふれんばかりの愛を伝えた。(共同通信=高坂真喜子)

(c)KYODONEWS

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