2022.12.08 15:26
戦争アート、極限の暮らし伝える 捕虜の美術品、日用品紹介
昭和のくらし博物館の展示とテツ・キムラさん=7日、東京都大田区
和服姿の女性や富士山を描いた絵、げたやマージャンパイ。アジア・太平洋戦争中、捕虜になった旧日本兵らが作った美術品や日用品を紹介する企画展「極限の中のくらしの道具―収容所生活と戦争アート」が、東京都大田区の昭和のくらし博物館で開かれている。
オーストラリアの大学で、戦時中の美術やファッションなどを研究しているテツ・キムラさんとの共同企画。
オーストラリアとニュージーランドには、ニューギニア戦線などで捕虜になった旧日本兵や民間人の収容所がつくられ、抑留された。厳しい環境ではあったが、捕虜たちは人道的に扱われ、日用品や美術品などを作ったりしていたという。