2022.12.07 20:31
電気代値上げ、審査を開始 カルテル疑惑で長期化も
経済産業省は7日、大手電力5社から申請を受けた家庭向け規制料金の抜本的な値上げについて審査を開始した。同省の電力・ガス取引監視等委員会が公開で会合を開き、各社が燃料費などの費用を過大に見積もっていないかなどを精査する。各社は来年4月の値上げを目指すが、電力業界ではカルテル疑惑が浮上しており、審査が長期化する可能性もある。
審査を受けるのは、東北、北陸、中国、四国、沖縄の5電力。火力発電の燃料費高騰で業績が悪化し、3~4割程度の値上げを申請した。
7日にオンラインで開いた初回会合では、電力会社トップらが申請内容を委員に説明した。