2022.12.05 18:43
修正案「小手先の議論」と弁護士 宗教2世、改善求める
「小手先の議論ばかりで、被害者は救われないままだ」。与党が5日に示した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡る被害者救済新法の法案の修正案について、信者の親をもつ2世や被害者支援に取り組む弁護士は、さらなる改善を求めた。
元2世信者らと記者会見を開き、被害実態を訴えてきた山本サエコさん=仮名=は「救われる被害者のイメージが湧かない」と批判した。修正案には、法人が寄付勧誘の際に配慮義務を守らなかった場合の勧告や公表の手続きが盛り込まれたが「被害者の声を、まともに聞いてくれていると思えない。抜本的な修正を求める」とした。