2022.12.04 08:35
見たら高知に来たくなる?仁淀ブルー観光協「失恋旅行ドラマ」と四万十町「ヲタ芸」が地域PR動画で全国表彰
仁淀ブルー観光協議会の動画の一こま
全国の自治体などによる地域のPR動画やパンフレットを表彰する地域プロモーションアワード2022がこのほど発表され、仁淀ブルー観光協議会と高岡郡四万十町の動画が上位8点の入賞に選ばれた。
一般財団法人地域活性化センターが開催。動画部門は全国136点の応募があり、審査委員6人が創意工夫に満ちた作品を選んだ。
仁淀ブルー観光協議会の動画は、ドラマ仕立てで仁淀川と流域6市町村の観光をPR。NHK連続テレビ小説などに出演経験がある俳優、畦田(うねだ)ひとみさんが失恋した女性を演じる。
「ブルーな気分」に浸るため流域を訪れた女性が目にしたのは、にこ淵や名越屋沈下橋など、落ち込む気分になれないほど美しい仁淀ブルーの風景。「だまされた」と言いつつ、女性はキャンプやカヤックを楽しんで心を癒やしていくというストーリー。
同協議会が凸版印刷に依頼し2021年に制作。動画投稿サイト「YouTube」で約11万回再生されており、同協議会の担当者は「仁淀ブルーの楽しみ方がまとまっている動画。受賞は光栄で、流域の魅力がたくさんの人に伝わったのがうれしい」と喜んだ。
四万十町の動画の一こま
企画したのは町地域おこし協力隊員でしまんと街おこし応援団メンバーの鳥海竜飛(りゅうと)さん(22)=東京都出身。「町を全国にPRできる斬新なアイデアを」とヲタ芸に着目し、総務省四国総合通信局などが昨年開催した四国コンテンツ映像フェスタ2021でも優秀賞に選ばれた。鳥海さんは「賞は思ってもいなかったのでうれしい。いろんな形で町外に町の魅力を伝えたい」と話していた。(楠瀬健太、小林司)