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2022.11.28 08:25

高知県と宮城県の中学生が防災交流 被災写真や体験を教訓に

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写真集や防災ビンゴなどで中学生が防災への備えを確認した(高知新聞社)

写真集や防災ビンゴなどで中学生が防災への備えを確認した(高知新聞社)

 未来の防災リーダーを目指す高知新聞社「防災いのぐ記者」11人と、宮城県の地元紙、河北新報社の「かほく防災記者」9人の中学生が27日、オンラインで交流。震災の写真や語り部の話を教訓に備えを再確認した。

 事前に高知側は東日本大震災の津波で弟を亡くした同県遺族の話を聞き、宮城側も津波に襲われた小学校長の話を聴講。この日の交流ではいざというときにどう行動につなげるかについて、「日頃から逃げるイメージをして、想定外をつくらない」「自宅や学校の建物の高さを考えながら避難できるようにしたい」などの意見が出た。

 グループワークでは河北新報の報道写真集を使用。厳しい寒さがうかがえる避難所写真からは毛布など暖が取れる物を、給水の写真では入れ物に鍋が目立つことからポリタンクが要るといった教訓を確認した。

 「防災ビンゴ」のコーナーでは、持ち歩く▽普段も災害時も役立つ▽地震対策―の三つのカテゴリーで大事だと思う備えを各自がピックアップして対戦。寒さに敏感なのか、宮城側のほうがカイロを選んだ生徒が多かった。高知市潮江中2年の川辺万里愛さん(14)は「けが防止と避難のため、家具の転倒対策は家での備えに加えたい」と話していた。(藤枝武志)

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