2022.11.26 16:57
「小さな平和の輪を広げる」 爆心地の小学校で平和学習発表会
広島市立本川小の平和学習発表会で、居森清子さんの一生を朗読劇で発表する6年生=26日
広島原爆の爆心地から約350メートルと最も近い学校である広島市立本川小で26日、平和学習発表会があり、学年ごとにこれまで学んできた被爆の実態や平和の大切さを朗読や歌で表現した。児童らは「私たちにつくることができるのは小さな平和。これからも平和の輪を広げていく」と宣言した。
1945年8月6日に米軍が投下した原爆で、当時の本川国民学校では児童約400人が犠牲となった。
6年生は、学校にいて唯一生き残った居森清子さん=2016年に82歳で死去=の一生を朗読劇で発表。「私たちが清子さんたちの思いを伝えていきます」と声を合わせた。