2022.11.21 08:38
幻想的に晩秋の夜を包む…光のイベント「足摺きらり」土佐清水市で3年ぶり
幻想的な光が岬の夜を包んだ「足摺きらり」(土佐清水市足摺岬)
土佐清水市足摺岬で19、20の両日、光のイベント「足摺きらり」が催され、住民手作りのオブジェなどが晩秋の岬の夜を幻想的に照らした。
住民や観光関係者らでつくる実行委員会が2007年から開催。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりに開かれた。
中浜万次郎像周辺には、清水中学校の生徒が手作りした切り絵のオブジェや市内の児童が製作したキャンドルカバーが優しい明かりをともし、肌寒い夜にぬくもりを添えた。住民が手がけた高さ約5メートルの五重塔や鐘つき堂もお目見えし、親子連れらが記念撮影を楽しんだ。
近くの四国霊場38番札所・金剛福寺でも本堂などをライトアップ。池の周りには木や不織布で作ったあんどんなどが並び、水面を色鮮やかに染めた。
会場では、つわずしなどの軽食も販売され、訪れた人が思い思いに秋の夜長を堪能。実行委員長の西田敏勝さん(75)は「2年連続で中止となり、次につなげるために今年は何としてもやりたかった。みんなの協力で開催できて本当によかった」と話していた。(小笠原舞香)