2022.11.19 13:33
APEC首脳宣言採択へ大筋合意 ロシア巡り両論併記も
APEC首脳会議で2日目の討議に臨む岸田首相(右から2人目)=19日、バンコク(代表撮影・共同)
【バンコク共同】日米中やロシアなど21カ国・地域でつくるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議は19日、タイの首都バンコクで2日目の討議を始めた。自由で公正な貿易・投資の推進をテーマに議論し、午後に閉幕する。会議関係者によると、焦点の首脳宣言は採択に向けて各国が大筋合意した。意見対立があるロシアを巡り、両論併記する方向で最終調整した。
会議終了後に岸田文雄首相が記者会見し、会議での成果を説明する。
米国や日本はこれまで、中国に対して国有企業優遇などの不公正な貿易慣行や輸入制限といった経済的威圧などを問題視しており、19日も議論が交わされる見通し。