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2022.11.19 08:35

「総ざんげ」で確率はじく―室戸文書は問う 次の南海地震に向けて(3)

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大津波が襲ってきた東日本大震災。多くの学者にとって想定外だった(2011年3月11日、岩手県宮古市提供)

大津波が襲ってきた東日本大震災。多くの学者にとって想定外だった(2011年3月11日、岩手県宮古市提供)

 2011年6月。日本の地震学をけん引する十数人の学者が、文部科学省・地震調査委員会の分科会に集まった。終始、重たい空気と時間が流れていた。

 3カ月前、マグニチュード(M)9・0の東日本大震災が発生。2万人を超す死者・不明者が出た。それまで多くの学者は「日本周辺でM9クラスの地震は起きない」と考えていた。

 「地震学の限界」「総ざんげ状態」―。分科会はそんな雰囲気の中、それでも次の南海トラフ地震の発生確率を検討するよう迫られていた。…

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