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2022.11.17 08:37

幸せ呼ぶ?〝ラッパイチョウ〟 枝先の葉、くるんと筒状 高知県香美市香北町

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通常の扇形に交じり、筒状になった葉が現れるイチョウの木(写真はいずれも香美市香北町美良布)

通常の扇形に交じり、筒状になった葉が現れるイチョウの木(写真はいずれも香美市香北町美良布)

 香美市香北町美良布に珍しいイチョウの大木が植わっている。扇形の葉に交じり、ラッパのような形にくるんと丸まった葉が枝先にちらほら。植物に詳しい県立牧野植物園の樹木医も「今まで見たことがない」と舌を巻いている。

 国道195号を南に約120メートル、「香北の自然公園」に向かう道沿いの大イチョウ。樹木医によるとイチョウは原始的な植物で、時折ユニークな変異を見せるといい、この木も「葉の両端がつながって筒のようになる変異の一つ」なのだそう。

 葉がラッパ状になる変異は全国的にも希少で、見つけたら幸せが訪れると言われることも。長年管理する同市香北町韮生野の小笠原忠義さん(78)は「よく写真を撮りに来る人はおるけど、そんな珍しいもんとは…」とびっくり。

約120メートル離れた国道195号からも見えるほどの大木だ

約120メートル離れた国道195号からも見えるほどの大木だ

 1961年ごろは1メートルほどの若木だったと小笠原さん。真横に明神様が祭られたほこらがあることから「願いがかなった礼参りで誰かが植えたのでは」と推察する。来年あたりに枝切りを考えていたそうだが、「より一層大事にせないかんですねえ」と目を細めていた。(福井里実)

高知のニュース 香美市 自然・植物 季節・気候

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