2022.11.16 17:57
予報「的中」、13回中3回のみ 線状降水帯で気象庁、精度課題
気象庁
大雨による災害が起きやすい今年の出水期(6~10月)が終わったことを受け、気象庁は16日、局地的な豪雨をもたらす「線状降水帯」予報の結果をまとめた。6月に運用を始め、予報を出したのは計13回で、このうち実際に発生した「的中」は3回。発生した事例計11回のうち、予報がなかった「見逃し」は8回あり、精度の課題が改めて浮かび上がった。
気象庁は運用前は的中率を「4回に1回程度」としており、今回の結果は想定内だが、「早めの避難準備に生かしてもらえるよう、精度向上に向けた取り組みを強化したい」としている。
予報は「九州北部」「近畿」など地域単位で発表している。