2022.11.16 08:37
高知市80代女性が1460万円被害 老人ホーム名義貸し絡み
県警は15日、高知市の80代女性が、老人ホーム入居を巡る名義貸しに絡んで現金1450万円と10万円分の電子マネーカードをだまし取られたと発表した。県内特殊詐欺で、1人の被害額が1千万円を超えたのは2020年以来。
組織犯罪対策課によると、女性宅に10月上旬、不動産業者を名乗る男から「ケアサービスの企業が高知市内の老人ホームをつくることになり、地元の人に入居の優先枠がある。入りたい人がいるので、入居権を譲ってくれないか」などと電話があり、女性がこれに応じた。
数日後、ケアサービス企業社員を名乗る男から「名義を貸していないか。詐欺罪になる。新聞沙汰になって外も歩けなくなる」「私の言う通りに手続きすればなんとかできる」などと電話で言われ、指示に従ってコンビニで5万円分の電子マネーカード2枚を購入。相手にカードの番号を伝え、だまし取られた。
その後、金融庁職員や弁護士を名乗る男から複数回にわたり…