2022.11.15 21:28
福井のコウノトリ、中国で確認 雌1羽、1600キロ飛行か
福井県越前市から巣立ち中国・浙江省で確認されたコウノトリの雌(浙江野鳥会提供)
兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)は15日、福井県越前市から6月に巣立った国の特別天然記念物コウノトリの雌1羽が、中国・浙江省で確認されたと発表した。2005年に放鳥を始めてから中国へ渡ったのが判明したのは、19年12月に同省で確認された個体に続き2例目。
同公園によると、このコウノトリは10月に浙江省の河畔にいたところが目撃され、地元野鳥会を通じて連絡があった。飛行距離は少なくとも1600キロとみられる。
この雌とは別に、石川県志賀町から8月に巣立った雄が10月31日に台湾の海沿いにある埋め立て地で確認された。台湾での確認は放鳥開始以来初めて。