2022.11.14 19:51
iDeCo69歳まで加入を提示 厚労省が部会に、年内に結論
厚生労働省などが入るビル=東京都千代田区霞が関
厚生労働省は14日、公的年金に上乗せできる個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」について、加入対象年齢の引き上げ案を社会保障審議会の部会に提示した。現在の「64歳以下」から「69歳以下」までにする。公的年金は少子高齢化で受給水準の先細りが見込まれ、私的年金のイデコを利用した資産形成を促す。厚労省は年内に結論を出す方針。
14日の部会では「希望すれば70歳まで働けるようになっており、加入対象年齢の引き上げは妥当だ」との意見が多かった一方で「慎重な議論が必要」との声もあった。
イデコは、今年3月末時点で約238万人が加入している。