2022.11.12 10:18
福島の火力1基運転再開 3月地震で被災8カ月ぶり
東北電力とJERA(ジェラ)が共同出資する相馬共同火力発電(福島県相馬市)は12日、最大震度6強を観測した3月の地震で被災した新地発電所1号機(同県新地町、出力100万キロワット)が、11日深夜に運転を再開したと発表した。
相馬共同火力によると、1号機は当初10月末の再開予定だったが、試運転中のトラブルで延期された。同じ出力を持つ2号機は来年1月中旬の運転再開を見込んでいる。
地震は3月16日、福島県沖を震源に発生。新地発電所ではタービン設備などが損傷したほか、運搬船から石炭を陸揚げする大型クレーンのアームが折れる被害が出た。