2022.11.11 23:31
長崎で尖閣想定、離島対処訓練 自衛隊や海保、警察
沖縄県・尖閣諸島=2011年6月
長崎県・五島列島の津多羅島(五島市)や周辺海域で11日、自衛隊や海上保安庁、警察が、沖縄県・尖閣諸島での対処を想定した訓練を実施したことが関係者への取材で分かった。島に武装集団が不法上陸した「グレーゾーン事態」での関係機関の連携の手順を確認したとみられる。津多羅島は海岸線や地形が尖閣諸島の魚釣島に似ている。同様の訓練は昨年11月に続き2回目となる。
グレーゾーンは、武力攻撃事態に至らない範囲で、主権侵害の可能性がある事態。領土や領海の治安維持を担う警察や海保だけでは対応できず自衛隊による海上警備行動や治安出動が必要になる可能性もある。