2022.11.11 18:14
気象観測、ひまわり9号に 12月、8号と役割交代
気象庁は11日、運用中の気象衛星ひまわり8号とバックアップ機の9号について、12月13日に役割を切り替えると発表した。9号が気象観測を担い、8号はバックアップ機に回る。両機の性能は同じ。
気象庁は安定した観測を続けるため2機を打ち上げており、8号は15年7月、9号は17年3月から運用してきた。
東経約140度の赤道上空約3万6千キロの静止軌道にあり、現在は8号が地球での雲の動きや海面水温を観測。天気予報のほか、台風や集中豪雨の監視、予測に生かされている。
両機とも29年度に設計上の寿命を迎えるため、気象庁は後継機の製造に近く着手する。