2022.11.10 17:33
ラニーニャ現象継続、来春終息か 気象庁、今冬は低温の見通し
気象庁は10日、世界的な異常気象の原因とされ、南米沖太平洋の海面水温が低くなる「ラニーニャ現象」が10月も継続したとの監視速報を発表した。今冬の半ばにかけて継続する見込み。昨年秋から続いているが、来春には終息して平常の状態になる可能性が高いとみている。
12月以降、日本列島付近では西高東低の冬型の気圧配置が強まる見通し。寒気の影響を受けやすく、気温は低めになる。
気象庁によると、10月のペルー沖太平洋の監視海域では、平均海面水温は基準値より0・9度低い24・0度だった。オーストラリア北部の高温や東部の多雨などがラニーニャの特徴に一致した。