2022.11.10 17:23
G20、排出減は責任果たさず 日本の石炭火力も疑問視
COP27の会場でG20の評価報告書を発表した国際研究チームのイベント=9日、エジプト・シャルムエルシェイク(共同)
【シャルムエルシェイク共同】世界の温室効果ガス排出の75%を占める20カ国・地域(G20)の削減目標は不十分で、パリ協定が目指す気温抑制に向け「必要な責任を果たしていない」と厳しく指摘する報告書を国際研究チームがまとめた。日本については、石炭火力発電の利用継続方針などを疑問視した。
エジプトで開催中の気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)の会場で9日(日本時間10日)発表し「20カ国どこの国でも、削減目標と政策に大きな差がある。取り組みを強化すべき」と訴えた。
報告書は欧州や日本の研究機関が参加するクライメートトランスペアレンシーがまとめた。