2022.11.10 09:28
最高裁、記録廃棄で関係者聴取 神戸児童殺傷、有識者委で検証へ
最高裁判所=東京都千代田区
神戸市で1997年に起きた連続児童殺傷事件を巡り、当時14歳で逮捕された元少年に関する全ての事件記録が廃棄されていた問題で、最高裁は10日、当時の神戸家裁の職員ら関係者を対象とした聞き取り調査を始めた。最高裁は記録保存の運用が適切だったかどうかを有識者委員会で検証するとしており、事前準備の一環としている。
10日の聴取はオンラインで実施。今後数日間にわたり、当時の廃棄の経緯などについて複数人から話を聞く。年内に予定される有識者委員会の初会合に向け、聞き取りを実施する必要があると判断した。神戸家裁は2011年2月28日に廃棄された可能性が高いとしている。