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2022.11.10 08:40

高知発の長編アニメ制作へ 須崎市イメージ 「聖地プロジェクト」が発表

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長編アニメ制作などが発表された「アニ魂サミット」(高知市九反田のホテル日航高知旭ロイヤル)

長編アニメ制作などが発表された「アニ魂サミット」(高知市九反田のホテル日航高知旭ロイヤル)

 アニメ産業集積を官民で目指す「高知アニメクリエイター聖地プロジェクト」が9日、全国の関係者約200人を高知市に集めて「アニ魂サミット」と銘打った発表会を開催。須崎市をイメージした高知発の長編アニメ「海のまち物語」を制作することを明らかにした。

 プロジェクトは高知信用金庫が中心となり1月に発足し、県産業振興計画にも位置付けられている。長編アニメは主人公が個性的な神々と触れ合うストーリーで、会場に映像の一部が披露された。監督の福田裕也さん(33)=東京=は「須崎をいとおしく思う作品にしたい。父性や母性という骨太テーマにも挑む」と抱負を述べた。

 高知信金の山崎久留美理事長は、拠点整備や人材発掘のためのコンテスト、交流イベントなどの計画も進めているとし、「クリエーターに場所、仕事、チャンスを提供し、アニメ産業の一角を成せるよう全力で後押しする」と述べた。

 出席したコンテンツ産業の幹部らはアニメ産業の将来性や、県内の廃校をコスプレや撮影の合宿所とするといったアイデアを次々と発表し、「アニメ魂に火をつけろ」と気勢を上げた。

 同プロジェクトは12、13日に「高知アニメクリエイター祭」として、須崎市の旧須崎高校と南国市の「海洋堂SpaceFactoryなんこく」でワークショップや講演を開催。12日には高知市と須崎市の中心商店街でコスプレイベントもある。(大山泰志)

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