2022.11.09 18:25
セブン、そごう・西武を売却へ 米投資ファンドと最終調整
そごう・西武の主力店、西武池袋本店=6月
セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の百貨店そごう・西武を米投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」に売却する方向で最終調整していることが9日、分かった。売却額は2千億円を超える見通し。セブンはコンビニとスーパーに経営資源を集中させる。
そごう・西武は業績が低迷しており、一部株主から売却を求める意見が出ていた。フォートレスが約4500人の雇用や首都圏と秋田県、福井県、広島県の全10店舗を維持するかどうかが今後の焦点となる。
関係者によると、フォートレスは再建策として、家電量販店大手ヨドバシカメラを主要な店舗のテナントに迎えることを提案。